就職活動について(インターシップ編)
私が無事退院し、ちょうどステロイドを飲み終わる頃…
大学3年生の春に『インターンシップ』シーズンが始まりました。
退院してからというものの、ネットで
『ネフローゼ症候群 就職』
『ネフローゼ症候群 仕事』
『就活 既往歴 健康状態申告』
等々…毎日のように調べていました。
再発の可能性が高い病気を抱えていても、何とかやれるところまでやりたい
そう考えていたので、大学生活では普段無理しすぎず、体を大切にしつつも
将来のために「インターンシップ」へ参加しよう!と決意。
元々文系学部でマスメディアに興味があったため、一番最初に某フ〇テレビのインターンシップへ参加。
※医療番組や医療関係雑誌を目指していたが最初はマスコミを知るところから始めようという考え、インターンシップという名前ではあるものの、実際の業務を現場で手伝うわけではなく
フジ〇レビ職員の方々とほぼ同じ方法・同じ人数・同じ資材で
”ニュース番組を作成してみよう”という、とってもカジュアルなものでした。
期間は3~4週間程度で、現役のディレクターさんがコーチングをしてくれました。
インターンシップ内容
そんなインターンシップでしたが、
参加する学生の多くが
「実際にそのテレビ局へ就職したい!就活に有利だから参加した!」
というやる気満々状態。
担当ディレクターに何とか目をつけてもらいたくて、ディレクターを食事に誘う学生も…
(その中には女子もいた。担当ディレクターは男性だったのでちょっと心配してました)
私も一生懸命インターンシップに取り組みましたが、
なんとインターンシップ中には『23時』『1時』にディレクターから連絡が来て、ここを直した方が良いというご指摘…
また実際にオフィスで課題に取り組む日も、22~23時頃まで居残りしているチームもいました。
担当ディレクターは現役のディレクターだったので、
相当忙しく、時間感覚もあんまり無かったのかも??
でも、インターンシップでこの現状・・・
おそらく就職したら、もっと遅い時間まで残ることが当たり前なんだろうなと思いました。
インターンシップを通して感じた就職への考え
その後、色々考えました。
結局のところ、この『ネフローゼ』という病気は、過労大敵
無理をして再発・・・よく聞く話です。
「普通のお仕事」は出来ても、
「激務」には耐えられないんじゃないか…
そう考えました。
となると、興味があったマスメディアは全滅。
実際にコーチングしてくださったディレクターにも相談してみましたが、
「正直マスコミは、世間とは業務時間への考え方がかけ離れているよ」
と言われました。
この時に諸々の事情を正直に話してくださったディレクターさんのおかげで、就活をする上で必ず「激務かどうか」を確認する必要があるな…と考えることが出来ました。
もちろん、やりたい仕事をやりたい。
でも、普通の健康な学生さんほど、自分は頑張れないかもしれないと思ったのです。
持病があるからこそ、インターンシップへ
今になってみると、
【本当の業務を手伝って・本当の現場を体感する】
という本来のインターシップではない、短期インターンシップばかり参加しましたが、
身体の負担も少なく・実際に働いている人と一歩踏み込んで話が出来たので
諸々幅広く参加してみて良かったなと思っています。
本来の業務を実際に体験できなくても、普通の就活中の説明会等では聞きにくい
「実際お仕事どれくらい忙しいですか?」
ということがインターシップでは気軽に聞ける雰囲気がありました。
自分の持病とこれからの仕事・就職について悩んでいる学生さんは…
転職では出来ない「インターンシップ制度」上手く利用できると良いですね。
インターンシップは新卒ならではの良い機会ですもん。
よく「短期インターンシップは就活の役に立たない」と言いますが、それはあくまでも就活時のアピールポイントにならないっていう意味です。
短期インターンシップは
”自分の体力と病気の状態で、この会社で働けるか?”
と、普通の健康な学生が気にしなくてもいいことを
持病を抱える学生が”考えられる・知れる機会”として活用できます。
ぜひ持病と闘う学生さんには、まずインターンシップに参加してみてもらいたいです。
私も自分が学生の時に、もっと早く気づいていれば、就活の時の業種など、幅広く選べたんじゃないかなって思っています。
これから就活に挑む学生さんのためになりますように。