就職活動について(就活本番編)

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前回の記事でご紹介した就活本番前の『インターンシップ

インターンシップに参加したことで、ネフローゼという病気と上手く付き合うためには
あまり負担になりすぎない仕事をしたい…そう考えるようになりました。

また、同時にやっぱりせっかくこんな病気を体験したのなら、
この病気の経験が役立つ医療に関わる仕事に就きたい
その気持ちがもっと強くなりました。

持病を抱えての就職活動は不安でしたが、明確な判断基準を持って就活に挑むことが出来ました。

 

 

 

就職活動で考えたこと

やりたい仕事と諦めなくてはいけない仕事

<やりたい仕事・就きたい会社>

  • 医療に関わる仕事(文系学生なので医師看護師薬剤師は除く)
  • 激務ではないが、責任ある仕事
  • 自分のペースで働ける会社(通院等あるため)
  • つらい人の支えになれる仕事

<諦めなくてはいけない仕事・働けない会社>

  • 激務、勤務時間が不規則
  • 休みが取りにくい会社
  • 障碍者雇用や育休制度、休職制度が充実していない会社

ざっくりと書き出してみましたが、いくらやりたい仕事であっても
「必須条件」として諦めなくてはいけない・働けない条件を決めました。

 

就活で悩んだこと 既往歴の申告

履歴書やエントリーシート提出の際に一番悩んだこと…
『既往歴の申告』

 

実際就活の際、履歴書・エントリーシートなどに必ず
『現在の健康状態』を書く欄があります。

 

この現在の健康状態についてはほとんどの学生が何も躊躇することなく、
良好 もしくは 極めて良好 そう書きます。

 

私の場合、ネフローゼの状態としてはステロイド服薬も終了し
寛解状態だったため、再発のリスクはありますが、私生活には何の問題もありません。

しかし、ネフローゼの再発率は30%~70%と言われるほどのもの。

この健康状態の欄に関して、ネット上では様々な意見が上がっていました。

・既往歴があっても、実際就職する上で特別な配慮が不要であれば書かなくていい
※つまり、早く帰らなくてはいけない・夜勤がある仕事で夜勤は出来ない・毎週や毎月定期的に仕事を休む必要があるなど

・今後何かあった時に会社から申告違反と言われないために、些細な事でも正直に書いた方が良い

・「良好」の後にカッコ書きで書いた方が良い(アレルギー、喘息、花粉症等も)

などなど、、

実際に在学中に精神疾患を患った方の「既往歴は就活の際に打ち明けるべきか?」という質問も、いくつか見かけました。

私の場合、3~6ヵ月に1回の通院があります。
ですが、木曜日と土曜日を選べる主治医のため
土日休みの会社であれば問題ありません。

気になるのは
再発した時の入院+力仕事・体力仕事は出来ないという2点だけでした。

力仕事に関しては、私は元々大学在学中にネフローゼと併せて
『腰椎の骨折』『腰椎ヘルニア』も発症してしまっていたので
とくに腰への負担が強いことは絶対に避けたい状態でした。

※腰椎骨折については、粉砕骨折を起こしており、ボルトでの治療は無し
筋肉で支えるために痛くならない程度トレーニングでリハビリ中

 

健康状態について 最終的に出した答え

散々悩んだ挙句、エントリーシートや履歴書には「良好」と書いた後カッコ書きで
”通常業務に支障がない持病あり”
とだけ記入。詳しくは、面接に行った先々で話すことにしました。

実際にエントリーシートや履歴書の通過率は周りの学生と大差なかった気がします。

ただ、面接では必ず詳細を聞かれましたが
あまり深くまで聞いてくる面接官はおらず、

「(力仕事について)どれくらいのことなら大丈夫?」
「通院で会社を休むことはありますか?」

くらいの質問がほとんどでした。

*力仕事については…

こちらの会議室の机を2人で運ぶくらいであれば問題ありません。

*通院については…
現在も年に1回通院しておりますが、土曜日に通院が出来るため
業務を休むことは通常ありません。

と、病気自体の話は避け、実際の状況説明のみを分かりやすく回答しました。

ほとんどの面接官がこれで「じゃあ大丈夫ですね」みたいな反応をしていました。

 

今働いている会社に関しても、面接の際に上記のような回答を行いました。

腎臓の病気で~
再発率30~70%で~
再発したら1ヵ月くらい休む~

なんてことは話しておりません。

そこまで話す義務は無いと思ったからです。

 

最低限、現時点で考えられる会社への支障・業務への支障
この点をキッチリ話せば問題無いように感じます。
※完全に隠すと後々困る可能性もあるので、持病の有り・無しは最低限伝えるべきです

 

実際に入社してからの健康診断で
「胆のうが無いこと」「腰椎が折れていること」はすぐに発覚しましたが
健康診断の結果を上司や人事担当の方がチェックするわけではないので
全く問題ありませんでした。

※ただし、中小企業の一部は健康診断のチェックを採用担当者や人事職員が細かくチェックする事もあるんだそう。個人情報的にどうなの?と疑問です。

という後々の話は置いておいて、賛否両論・意見が分かれる既往歴の申告

 

悩みに悩んで、大学の就職活動サポートセンターや
外部の就職エージェントさんに相談したりしました。

 

就活サポート窓口就活サポート窓口

一番最初の書類審査の段階でどこまでも正直に書くと、確実に人事の印象が悪くなります。
持病の説明がエントリーシートのこんな小さい枠じゃ上手く伝わらないと思うので、間違っても健康状態:悪いなんて書かないでくださいね!
なんとか面接で説明出来るようにしましょう!

 

このように言われる事が多かったです。
やっぱり面接で直接色々説明できた方が、理解も得られやすいと思うんです。
そもそも健康状態悪い=「健康状態が良くなってから就職してください」と思う人事担当者も多いと思います。

 

私は結局中途半端な書き方で健康状態を申告しましたが、
これで正解だったなと思います。(当時はめちゃくちゃ不安でした)

 

当時はもっと詳細に伝えないと後々問題になるかな…と不安でしたが
現時点で具合が悪い兆候】が出ているわけでもないのに
もしかしたら持病が何度も再発しちゃうかも!』なんて伝える必要ありません。

 

そして、実は会社で働いている多くの40~60代の方々のほうが
糖尿病・高血圧・痛風 

等の理由で月1回等通院していたりします。

 

そう考えると、持病を抱えているからこそ
健康に気を遣っている自分の方が健康と言えるのでは…と思うようになりました(笑)

 

持病を抱える就活生さんの参考になれば…と思い、書いてみました。
まだ就活解禁前ですが、ご参考までに…🐾